主要指標
売上CAGR(3期)+0.1%スコアマップ
AI要約
✦ Pro一次データから自動生成 · FY2025✦クアルコムは最新本決算(FY2025)で売上高$44.3B(前年比+13.7%)、純利益率12.5%・ROE26.1%。
成長トレンド・収益性・財務健全性まで踏み込んだAI要約の全文は Pro でご覧いただけます。
🔒 Proで全文を読む(月¥4,980)会社概要・事業内容
公開情報・公式IRをもとに作成Snapdragonと5G特許を軸に、チップ販売と技術ライセンスで稼ぐ無線半導体大手。
- 設立
- 1985年
- 本社
- 米国カリフォルニア州サンディエゴ
- 経営トップ
- クリスティアーノ・アモン(Cristiano Amon、社長兼CEO)
- 従業員数
- 約5万人(2025年時点)
- 上場
- NASDAQ: QCOM
クアルコム(QUALCOMM Incorporated)は、米サンディエゴに本社を置く無線通信・半導体の大手企業。自社で工場を持たない「ファブレス」モデルを採り、スマートフォン向けのアプリケーションプロセッサ/モデムを中心とした半導体「Snapdragon(スナップドラゴン)」シリーズを設計・供給する。CDMAの実用化を起点に、3G・4G LTE・5Gといったセルラー通信の基盤技術を長年にわたり開発してきた点が事業の出発点となっている。
収益構造は大きく二本柱で成り立つ。1つはチップを設計・販売する半導体事業(QCT=Qualcomm CDMA Technologies)で、Snapdragonをスマホメーカー(Samsung、シャオミなど多数のAndroid端末や一部のフラッグシップ)に供給するほか、自動車のデジタルコックピット・ADAS/自動運転、IoT・産業機器、PC向けへと用途を広げている。もう1つが特許ライセンス事業(QTL=Qualcomm Technology Licensing)で、3G・4G・5Gの標準必須特許を含む広大な知財ポートフォリオを端末メーカーにライセンスし、ロイヤルティを得る。利益率の高いライセンス事業が全社の収益性を支える構造になっている。
業界での立ち位置としては、スマートフォン向けプロセッサとベースバンド(通信モデム)で長くトップ級のシェアを持つリーダー。近年はスマホ依存からの脱却を掲げ、車載・IoT・PCへの「事業多角化」を進めており、データセンター由来の高性能CPU設計企業Nuviaの買収を背景にArmベースのPC向けSnapdragonにも本格参入。AIをデバイス側で動かすオンデバイスAI/エッジAIを成長領域と位置づけている。
主力事業・セグメント
Snapdragonブランドの集積回路・システムソフトを設計・供給する事業。モバイル向けに加え、自動車(デジタルコックピット・ADAS/自動運転)、IoT、PC向けへ用途を拡大している。全社売上の中核を担う。
3G・4G・5Gの標準必須特許を含む知財ポートフォリオを端末メーカーにライセンスし、ロイヤルティ収入を得る事業。売上規模はQCTより小さいが高採算で全社収益性を支える。
スマートフォン・PC・XR・車載などに搭載されるSoC/プロセッサ製品群。CPU・GPU・DSP・AIアクセラレータ・モデムを統合し、オンデバイスAIや5G接続を担う主力ブランド。
Snapdragon Digital Chassisとして、コックピット情報システム、コネクティビティ、ADAS/自動運転向けプラットフォームを自動車メーカーに供給する成長領域。
コンシューマ機器・産業機器・エッジネットワーキング向けのチップとプラットフォームを提供。産業・ロボティクス向けにはDragonwingブランドも展開する。
将来の技術機会やデザインウィン獲得につなげるための戦略的投資を行うベンチャー投資部門。
強み・競争優位
- ✓3G・4G・5Gの標準必須特許を中心とした広大な知財ポートフォリオを持ち、高採算なライセンス収入(QTL)が全社の収益性を下支えしている。
- ✓スマートフォン向けアプリケーションプロセッサとベースバンドモデムで長年トップ級のシェアを維持し、ハイエンドAndroid端末で強い存在感を持つ。
- ✓Snapdragonを軸に、車載・IoT・PCへ用途を広げる多角化を進行中。Nuvia買収によるArmベースの高性能CPU設計で新市場(PC)にも参入している。
- ✓オンデバイスAI/エッジAI、低消費電力での高性能演算という得意領域を持ち、AI時代の端末側処理で優位性を狙える。
ニュース・トピック
クアルコムに関連する解説・分析※ 速報ニュースフィードは順次拡充予定です。現在は当社編集の解説・分析記事と公式IRへの導線を表示しています。
財務の推移
SEC EDGAR 実データ取得済(最新 FY2025)業績推移
売上高と収益性
棒=売上高 / 線=利益率・ROE利益
経常利益・純利益EPS(1株当たり利益)
希薄化後健全性(自己資本比率)
棒=純資産・総資産 / 線=自己資本比率財務ハイライト・健全性
最新期 FY2025・一次データからの計算値ROE/ROA/自己資本比率/利益率/CAGR は、財務原本(米=SEC EDGAR・日=各社IR)の数値からの計算値です。 算出に必要な値が欠損する指標は「—」で表示します。
財務情報
SEC EDGAR · Form 10-K · 12期 · 無料/キー不要| 指標 | FY2020 2020-09 | FY2021 2021-09 | FY2022 2022-09 | FY2023 2023-09 | FY2024 2024-09 | FY2025 2025-09 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | $23.5B | $33.6B | $44.2B | $35.8B | $39.0B | $44.3B |
| 売上 前年比 | -3.1% | +42.6% | +31.7% | -19.0% | +8.8% | +13.7% |
| 純利益 | $5.2B | $9.0B | $12.9B | $7.2B | $10.1B | $5.5B |
| 純利益率 | 22.1% | 26.9% | 29.3% | 20.2% | 26.0% | 12.5% |
| ROE 純利益÷自己資本 | 85.5% | 90.9% | 71.8% | 33.5% | 38.6% | 26.1% |
| EPS(希薄化後) | 4.52 | 7.87 | 11.37 | 6.42 | 8.97 | 5.01 |
| 総資産 | $35.6B | $41.2B | $49.0B | $51.0B | $55.2B | $50.1B |
| 自己資本 | $6.1B | $9.9B | $18.0B | $21.6B | $26.3B | $21.2B |
※ 売上・売上原価・粗利・営業利益・純利益・総資産・自己資本・研究開発費・EPS・営業CF・設備投資・配当は SEC EDGAR companyfacts(通期 10-K/20-F)から機械取得した一次データ。利益率・ROE・ROA・フリーCF 等は当該数値から算出。 企業により未開示(粗利・営業利益・CF を出さない様式)の項目は「—」で表示します。本表は情報提供のみを目的とし、投資助言ではありません。
類似企業比較
半導体同業 6 社・最新本決算・売上高順| 企業 | 売上高 | 純利益 | 純利益率 | ROE | 自己資本比率 |
|---|---|---|---|---|---|
| エヌビディア NVDA | $215.9B | $120.1B | 55.6% | 76.3% | 76.1% |
| ブロードコム AVGO | $63.9B | — | — | — | 47.5% |
| インテル INTC | $52.9B | $-267M | -0.5% | -0.2% | 54.1% |
| クアルコム本社 QCOM | $44.3B | $5.5B | 12.5% | 26.1% | 42.3% |
| AMD AMD | $34.6B | $4.3B | 12.5% | 6.9% | 81.9% |
| マーベル・テクノロジー MRVL | $8.2B | $2.7B | 32.6% | 18.7% | 64.2% |
※ 財務は SEC EDGAR の一次データ・比率は算出値。時価総額・PER 等の市場データは配信ライセンスが必要なため 本表には含めず、Pro(準備中)で対応予定。本表は情報提供のみで投資助言ではありません。
+ 指標の用語解説
- ROE(自己資本利益率)
- 純利益 ÷ 自己資本。株主の元手をどれだけ効率よく利益に変えたかを示す。自己資本がプラスのときのみ算出。
- ROA(総資産利益率)
- 純利益 ÷ 総資産。資産全体の活用効率。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産。高いほど負債依存が低く財務が健全。
- 純利益率
- 純利益 ÷ 売上高。最終的な手残りの利益率。
- 粗利率
- 売上総利益(粗利)÷ 売上高。米国開示(10-K)で取得できる場合に表示。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高。本業の稼ぐ力。米国開示で取得できる場合に表示。
- EPS(1株当たり利益)
- 純利益 ÷ 発行株式数(希薄化後)。
- 売上CAGR
- 開示期間全体の売上高の年平均成長率(複利)。
- フリーCF
- 営業キャッシュフロー − 設備投資。自由に使える現金。米国開示で取得できる場合に表示。
※ 各指標は一次データ(SEC EDGAR / EDINET)の実数から算出した計算値です。本ページは情報提供のみを目的とし、投資助言ではありません。
IR・開示資料
日米で比べる
関連動画
出典: SEC EDGAR (companyfacts)。本ページは情報提供のみを目的とし、投資助言ではありません。