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サムスン営業利益89.4兆ウォン(前年同期比 約19倍)の過去最高速報でも、株価は6.9%下落——「織り込み済み」と材料出尽くしを実例で学ぶ
サムスン電子が7月7日に発表した2026年4〜6月期の速報値は、売上約171兆ウォン・営業利益約89.4兆ウォン(約584億ドル)。前年同期比約19倍・3四半期連続の過去最高で、市場予想87.3兆ウォンも上回りました。それでも株価は当日6.9%下落。年初来約150%上昇していた株価に好決算が織り込まれていたためと報じられています。「株価は実績ではなく、実績と期待の差で動く」という原則を、速報値と確報の制度解説・HBMと汎用メモリーの値上がり構造・キオクシアやマイクロンへの示唆とあわせて出典付きで解説します。
AI半導体相場の真相——年初来でマイクロン+325%・エヌビディア+5%。「予想EPS+130%のSOX」「DRAM20.9倍」「スペースXのAI売上100倍予想」を一次データで分解する
2026年前半のAI半導体相場を一次データで見ると、主役はエヌビディア(年初来+5%)ではなくマイクロン(+325%)。相場はGPU一強からメモリー・CPU・製造装置へ広がった。DRAMスポット価格はDDR4で約20.9倍、SOX指数の2026年予想EPS成長率は+130%と利益の裏付けも。さらにAIマネーはチップの外へ——スペースXの『AI売上2030年に約100倍』という米系証券の強気試算(FT報道)まで、6枚の資料を中立に分解します。売買推奨・予測はしません。
サムスン+SKが韓国で「4,755兆ウォン」の国内投資を発表——Xで話題の「$1.3兆ドル」報道との差を、対象・期間・換算で切り分ける(3大メガプロジェクト)
市場系アカウントが「SamsungとSKが$1.3 trillion(約1.3兆ドル)投資を発表へ」と報じ話題に。だが2026/6/29の韓国「3大メガプロジェクト」公式発表は両社合計4,755兆ウォン(サムスン2,655+SK2,100)で、事前リークの2,000兆ウォン($1.3兆ドル)を大きく上回った。ただし超長期かつクラスター全体を束ねた計画値で、足元の設備投資×年数ではない。半導体・AIデータセンター・フィジカルAIの3軸、平澤/龍仁・光州(西南圏)・忠清の投資地図、政府の全面支援を一次データと出典で中立に切り分ける。
HBMを「作れるのは3社だけ」——AIメモリーの構造を、12〜16段の積層・TSV・寡占という3点から読み解く
AI半導体の心臓部HBM(広帯域メモリー)は、複数のDRAMチップをTSV(シリコン貫通電極)で垂直に積層し、GPUのすぐ隣に置く特殊なメモリーです。HBM3Eは8〜12段、次世代HBM4は最大16段・1スタック64GBへ。難度の高さから量産できるのは実質SKハイニックス・サムスン・マイクロンの3社だけ。なぜこの3社寡占が生まれ、マイクロンが台頭しているのか。一運用者の強気論とその反論(循環産業・反トラスト訴訟)まで、一次データと出典で中立に解説します。
アップルが“ブラックリストの中国メモリ”から買おうとしている——FT報道をファクトチェックすると、『AIが奪ったDRAM』と“2つの制裁リスト”が見えてくる
FT報道で話題の「アップルが米制裁リスト企業からメモリを買う」。相手は中国最大のDRAMメーカーCXMT(長鑫存儲)。一次情報をたどると、AI向けHBMが従来DRAMの供給を奪い価格が急騰→アップルが値上げに追い込まれ→“買いにくい”中国勢に頼る、という連鎖が見える。一方で「CXMTは商務省エンティティリストに未掲載=買う行為自体は直接禁止ではない」という“2つのリスト”のねじれも。強気・慎重の両論を出典付きで中立に解説。
マイクロンが売上$41.5B(前年比約4.5倍)の記録的決算——「メモリーがAIの主役」を一次データで読み、半導体株のバリュエーションをどう見るか
マイクロンがFY2026 Q3で売上414.56億ドル(前年比約4.5倍)、GAAP粗利率84.6%、Non-GAAP EPS 25.11ドルの過去最高決算。牽引役は前年比約7.5倍の中核データセンター部門で、HBM4は主要顧客向けに量産出荷中。次四半期は売上500億ドル・EPS 31ドルのさらに強い見通し。決算をSEC一次データで読み解き、SOX指数の『予想EPS×PER』試算や日本の半導体株のPERまで、バリュエーションの測り方を中立に解説します。
キオクシアが株主総会で株式分割を「検討・近々発表」——株価は一時+14.7%・初の10万円台。分割で株価は上がる?下がる?『分割前後でいつ買うか』の仕組みをやさしく解説
キオクシア(285A)が2026年6月25日の定時株主総会で、河村芳彦副社長が株式分割を「検討中、近々発表できる」と表明。株価は同日+14.75%・106,150円まで急伸し、米マイクロンの記録的決算が追い風となった。株式分割の仕組み(株数×・株価÷で価値は不変)、株価が上がる/下がると言われる理由、権利付最終日・権利落ち日・効力発生日という制度を一次データで整理し、『分割前後でいつ買うか』をどう考えるかを中立に解説します。売買タイミングや将来株価は示しません。
メモリーチップ不足は「なぜ解消が難しい」のか——AIがHBMにウェハーを奪い、DRAM・NANDからPC・スマホまで玉突きで逼迫する構造
WSJが「解消はほぼ不可能」と報じたメモリー不足。AIブームでHBM需要が爆発し、サムスン・SKハイニックス・マイクロンが高採算のHBM・サーバー向けに製造能力を移すと、1GBで通常DRAMの約4倍のウェハーを食うHBMが汎用メモリーを押し出す。なぜ価格高騰がDRAM・NANDから旧世代・PC・スマホへ玉突きで広がり、増設しても数年は解消しにくいのか。一次データと出典で構造を中立に解説します。